立川市は多摩地区で3番目に交通事故が多い地域
平成28年の交通事故発生件数の統計情報をみると、立川市については以下の通りになっています。
交通事故発生件数 637件
交通事故による死者数 2名
交通事故による負傷者数 760名
交通事故発生件数については、多摩地区において、八王子市の1636件、町田市の952件に続いて3番目に多い状況となっています。
ちなみに、多摩地区には30の市町村が存在しますが、立川市の人口は約18万人で、多摩地区では8番目の人口となっており、それほど住んでいる人が多い地域ではありません。
交通事故発生件数1位の八王子市や2位の町田市と比較しても、八王子市の人口は約56万人で立川市の3倍以上、2位の町田市の人口は約42万人で立川市の2倍以上であり、他の地域との人口差からは説明できないほどの交通事故が立川市で生じていることがよく分かります。
これは立川市が商業都市として発展したことにより、他の市町村に住んでいる方が多く訪れていることの結果であると思います。
交通事故は減少傾向
年々、日本の交通事故発生件数は減少しています。
日本の交通事故発生件数は、10年前の平成18年では約89万件であったのに対し、平成28年では約50万件となっています。
立川市においても、10年前の平成18年が1621件であったのに対し、平成28年は637件ですので、半分近くまで少なくなっています。
交通事故が減少している点については色々な理由があるとは思いますが、自動車の安全性能が向上したことや飲酒運転など交通違反に関する罰則が強化されたことが主に挙げられると思います。
ただ、立川市の交通事故死者数は、平成18年から平成28年に至るまで2名~6名の範囲で年によって増えたり減ったりしており、全体としては、ほぼ横ばいの状況といえます。
このことから、交通事故自体の数は減っている状況であっても、重大事故の数は大きくは減少していないことがあり得ます。
死亡事故などの重大事故においては弁護士が介入することにより賠償金が大幅に増額することが多いです。
このことからすれば、交通事故自体は減少傾向にあったとしても、交通事故における弁護士のニーズとしてはそれほど変わっていないものといえます。
むしろ、近年、弁護士費用特約の利用件数が大幅に増加していることに伴い、弁護士が交通事故被害者の方をサポートする機会は以前より増えている現状があります。
立川市や近隣の地域で交通事故被害にお悩みの方は当事務所までご相談いただければと思います。